薔薇に恋したお月様
…激動の中世フランスを生きたルイ11世&王太子時代の妃マルグリットへ捧ぐ愛。
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匿名希望のシェイクスピア、雑な映画の雑感。
『もうひとりのシェイクスピア』試写会で観て参りました。
歴史ミステリーとの触れ込みですが…
ある意味、ホラーでした((((゜Д ゜;))))
(※以下、ネタばれ有ですので大丈夫な方のみ進んで下さい;)
イエ、決して残酷なシーンばっかり…とかではないのです。
事前に配られたチラシなどにやたら記載のある主人公の
「秘密」がラスト近くで判明するや否や、超恐怖の構図と化す!!!
(だってオックスフォード伯とサウサンプトン伯とエセックス伯…
全員がエリザベスから生まれた子供達…しかもサウサンプトンなんて
母と息子から生まれてる!手塚治虫のグロ設定な漫画かと思うたよ ××;)
てっきり、そーゆう話になるとは思ってなかったんで、
そこは流石にド肝を抜かされましたが;
ってーと、新解釈で面白い!みたいで話題になり、
この映画の興行ヒットに繋がるとムカつくですが
…そう、私はこの内容を真っ向から否定派です。
フィクションとして、よく出来てる~とも正直あんま評価したくない;
エリザベス1世とストラトフォード出身のシェイクスピアがアホの子…
悪意がある描き方~('-')と怒ってるんではないですが
いや明らかに設定おかしいでしょ!いくら昔の話だから、記録が残ってないから、
ってんで、好き勝手な憶測は変…と言うか、全体的に物凄く「雑」です。
エリザベスには私生児が多かった…って、
君主が男性の場合と女性の場合では
その意味が大いに異なる気がします。映画みたいに「また療養に
地方へ行かれては(→出産)」が、そうそう繰り返されていたのでは
政治やってるどころではないのでは?(だからセシルが全てを牛耳ってた
と言いたいのかもしれませんが)1~2回ならともかくも数多く、だったら
流石に誤魔化せないでしょ…何かしら醜聞として残るはず(*・゛・)
ストラトフォードのシェイクスピアにしても、字が全く書けなければ
流石にベン以外の劇団員が気づくと思います。しかも
あそこまで阿呆なら誰かしらに寝首をかかれるはず…
民衆に人気があるからセシル一族も手を出せない
って随分と杜撰なご都合主義ですよね(゜Д゜)
クリストファー・マーロウの扱いが酷いな!
原作、誰だ一体…脚本は監督?
ベン・ジョンソン以外は陥れたくて
しょーがないのな、って印象(’’*)
16世紀ロンドンを再現と言うか見事な映像化には目を見張りましたが、
物語など内面的な意味では全く「愛」が感じられない…( ̄▽ ̄)
例えば『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』や
『恋におちたシェイクスピア』の脚本を手掛けたトム・ストッパード氏
には…シェイクスピアリアン(シェイクスピア愛好家)から見たら
実に美味しい、ツボを捉えよく出来たお話を創作なさいます☆
シェイクスピア別人説があるのは分かるけど、まーだ
『7人のシェイクスピア』(も好きではないのですが)の方が
よく練られていて納得させられる部分もあるのでした。
ホントこんなん…冒頭の口上役のデレク・ジャコビ(シェイクスピアと言えば!
の英国人役者さん)支持してるんかいな?何だか見損なってしまったな(><;)
それにしても…会場内、老若男女問わず満席状態でしたが
7割方、意味不明だったんじゃ?と懸念。当時の文化・風俗についての
解説などは一切ないし、全くシェイクスピア作品に関する興味を
持ってない人には辛い長時間かもしれません。
※余談:今、思い出したけど…私コレが最も
自分の理想に近いハムレット殿下だったかも↓
歴史ミステリーとの触れ込みですが…
ある意味、ホラーでした((((゜Д ゜;))))
(※以下、ネタばれ有ですので大丈夫な方のみ進んで下さい;)
イエ、決して残酷なシーンばっかり…とかではないのです。
事前に配られたチラシなどにやたら記載のある主人公の
「秘密」がラスト近くで判明するや否や、超恐怖の構図と化す!!!
(だってオックスフォード伯とサウサンプトン伯とエセックス伯…
全員がエリザベスから生まれた子供達…しかもサウサンプトンなんて
母と息子から生まれてる!手塚治虫のグロ設定な漫画かと思うたよ ××;)
てっきり、そーゆう話になるとは思ってなかったんで、
そこは流石にド肝を抜かされましたが;
ってーと、新解釈で面白い!みたいで話題になり、
この映画の興行ヒットに繋がるとムカつくですが
…そう、私はこの内容を真っ向から否定派です。
フィクションとして、よく出来てる~とも正直あんま評価したくない;
エリザベス1世とストラトフォード出身のシェイクスピアがアホの子…
悪意がある描き方~('-')と怒ってるんではないですが
いや明らかに設定おかしいでしょ!いくら昔の話だから、記録が残ってないから、
ってんで、好き勝手な憶測は変…と言うか、全体的に物凄く「雑」です。
エリザベスには私生児が多かった…って、
君主が男性の場合と女性の場合では
その意味が大いに異なる気がします。映画みたいに「また療養に
地方へ行かれては(→出産)」が、そうそう繰り返されていたのでは
政治やってるどころではないのでは?(だからセシルが全てを牛耳ってた
と言いたいのかもしれませんが)1~2回ならともかくも数多く、だったら
流石に誤魔化せないでしょ…何かしら醜聞として残るはず(*・゛・)
ストラトフォードのシェイクスピアにしても、字が全く書けなければ
流石にベン以外の劇団員が気づくと思います。しかも
あそこまで阿呆なら誰かしらに寝首をかかれるはず…
民衆に人気があるからセシル一族も手を出せない
って随分と杜撰なご都合主義ですよね(゜Д゜)
クリストファー・マーロウの扱いが酷いな!
原作、誰だ一体…脚本は監督?
ベン・ジョンソン以外は陥れたくて
しょーがないのな、って印象(’’*)
16世紀ロンドンを再現と言うか見事な映像化には目を見張りましたが、
物語など内面的な意味では全く「愛」が感じられない…( ̄▽ ̄)
例えば『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』や
『恋におちたシェイクスピア』の脚本を手掛けたトム・ストッパード氏
には…シェイクスピアリアン(シェイクスピア愛好家)から見たら
実に美味しい、ツボを捉えよく出来たお話を創作なさいます☆
シェイクスピア別人説があるのは分かるけど、まーだ
『7人のシェイクスピア』(も好きではないのですが)の方が
よく練られていて納得させられる部分もあるのでした。
ホントこんなん…冒頭の口上役のデレク・ジャコビ(シェイクスピアと言えば!
の英国人役者さん)支持してるんかいな?何だか見損なってしまったな(><;)
それにしても…会場内、老若男女問わず満席状態でしたが
7割方、意味不明だったんじゃ?と懸念。当時の文化・風俗についての
解説などは一切ないし、全くシェイクスピア作品に関する興味を
持ってない人には辛い長時間かもしれません。
※余談:今、思い出したけど…私コレが最も
自分の理想に近いハムレット殿下だったかも↓
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コメント
※レス>fayさま
これ、「本格的歴史ミステリー」というふれこみですけど、好き嫌いの問題以前に「雑」だったのですか...。
う〜ん、せめて「映画の中だけで通用する虚構」としてでもなっとくさせてくれ。とおもいますよね。
シェイクスピア別人説は英文科でた友人から聞いたことがあります。彼女は「複数の覆面作家」説支持者だったのですが、そのときにはかなり(前知識が真っ白だったし)ワクドキした覚えが...(汗)
逆にそんな能力や知識が持つことが不可能なはずなのに、なぜ知っていたか? という話の作り方もできますよね。
(松尾芭蕉忍者説みたいになりそう...)
あ、マリーアントワネットの評価の件は、トルーデさんご本人ではなく、コメントを寄せていた別の方の意見でした。
う〜ん、せめて「映画の中だけで通用する虚構」としてでもなっとくさせてくれ。とおもいますよね。
シェイクスピア別人説は英文科でた友人から聞いたことがあります。彼女は「複数の覆面作家」説支持者だったのですが、そのときにはかなり(前知識が真っ白だったし)ワクドキした覚えが...(汗)
逆にそんな能力や知識が持つことが不可能なはずなのに、なぜ知っていたか? という話の作り方もできますよね。
(松尾芭蕉忍者説みたいになりそう...)
あ、マリーアントワネットの評価の件は、トルーデさんご本人ではなく、コメントを寄せていた別の方の意見でした。
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『もうひとりのシェイクスピア』 (Anonymous)
ローランドエメリッヒ監督、リスエヴァンス、ヴァネッサレッドグレイヴ、ジョエリーリチャードソン、デヴィッドシューリスほか
16世紀のエリザベス王。当代一流知識人で詩人の
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再現してくれていました…が、いかんせん作り手の「愛」が
感じられないとゆーか(私だけかもしれません;)
そういった意味での「雑」ですので、絵を見るだけなら
良いかもしれないですね~( ̄▽ ̄)
複数の…ならば、まだ納得ゆくかも?かなぁ、と思います。
映画の話は、ちょっと何とも言い難い説でした(シェイクスピア作品の
元ネタとして登場するエピソードもイマイチ?で、その点
『恋におちたシェイクスピア』は上手だったなぁ…と)
松尾芭蕉“忍者説”…うっわ、懐かしー!
高校の時、やたら古文の先生が話していたなぁ。
アントワネットの件、色々と誤解させていたみたいで済みません。
そういや前出のポンパドール2作品を読みまして、ルイ16世には愛妾が
いなかったから、民衆の敵意を一身に浴びてしまったのが妃であった…との解説を読んで、逆に大変だったんだなー;と思ってしまいました。